朧の月夜の問いかけ
今日はあいにく
曇ってしまった東京
春のおぼろの満月が見られないけれど
昨夜ひとりで
ほぼまんまるにふくらんだ月を
見上げる時間があったんだ。
やはり思ったのは
6年前の震災のこと。
切なくなって
その気持ちを抱えながら
見つめていると
月はわたしにこう言った。
「生き残ることが勝ちではない」と。
命の長さは勝敗なんかではないと
わかっていたけれど
やっぱりホッとした。
生きることも
死ぬことも
「命ってなんだ」ってことすらも
相変わらず
ぜんぜんわからない。
でも
問いかけるものではなく
問いかけられているのだと
そのことだけを
ひしひしと感じる
この頃です。
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