「マーケティングとかやりたくなーい!」いいじゃん、それで。成功神話から降りるのだ。
PR関係のお仕事の世界に長年いましたので・・・
マーケティングが苦手な人向けに
「なにか役立てないかなあ」
と思ってこれまでやってきましたが。
最近またわかってしまい
ここにカミングアウトしておきます(笑)
マーケティングが苦手な人ではなく・・・
キライな人向けにします。
「もうそういうの、いいや」
「めんどい、気乗りしない」
「だって好き勝手にやりたいし」
「成功法則クールじゃないし」
「ヘンテコって最高じゃね?」
「ともかくも、わたしがルールブックだわはは」
という方に。
(わたしがそうだからだよ♪)
お仕事は計画的に、戦略的に♪
でしょう、でしょう。
そこに異論の余地はありません。
マーケティングは必要です、重要です。
しかし。
やれないのではなく、やらないのです。
だってそうでしょう。
これだけのノウハウが無料で出回っていて。
やってみようと思ったらできるはず。
ニガテではなく、キライなのです。
キライな上に
そう
やりたくなーーい!!!
のです。
いいじゃん、それで。
(わたしがそうだからだよ♪)
効果的な行動をとれない自分を笑い
でも、いま、したいことする。
飛び石を踊りながら、飛んでいくかのごとくに。
目の前の、いっぽを選ぶだけ。
わたしがいま、真に歓ぶいっぽだけを見つめて。
そうして成功神話から降りるのだ。
そうして歓びが、広がっていくのだ。
(いっしょに、いきましょ♪)
海岸をぶらぶらしていると、男は儀式舞踊をしているような若い女の子の姿を目に留めた。かがんでは立ち上がり、体を伸ばして、弧を描くように腕を投げ出している。
近づくと、女の足元には無数のヒトデが散らばっている。どうやら浜辺に打ち上げられたらしく、一匹また一匹と海に投げている。
男はからかうように言った。「砂浜な見渡すかぎり、数キロ先までヒトデで埋め尽くされている。何匹か救ったところで何の意味がある?」
女は微笑みと共にかがんで立ち上がり、海に向かってヒトデを投げると、穏やかに言った。「この一匹にとって意味があるのは間違いないわ」
私たちは幼いころから、成し遂げるべき課題、到達すべき目標が目の前にあると思っている。人生が障害物競争のように思えることも幾度なくある。大きな成功を勝ち取るため、それを妨害するものについてたくさんの議論をする。
この話に出てくる男性は、障害のみを見て、無数のヒトデについて話し、若い女性に無駄な行為だと警告した。ヒトデはいかんせん多すぎる、時間は限られている。人も資源も足りない。成果のほどが見えづらい・・・。
しかし、これは救出活動の「成功」や「失敗」の話ではない。全体の何パーセントが助かった、死んだという話でもない。過去を描写しているのでも、未来を予言しているのでもない。
読んで分かるのは、若い女性が微笑んで穏やかなこと、踊るように動いていること、それだけだ。物事の進みぐ具合に対する、おなじみの評価はどこにもない。人生を貢献の場として、人を貢献するものとして表している。善意ある行動をどれくらいしたのかは関係ない。私が語るべきは、このような話だ。「人生が変わる発想力 人の可能性を伸ばし、自分の夢を叶える12の方法」
ロザモンド・ストーン・ザンダー, ベンジャミン・ザンダー,著 村井智之訳 パンローリング刊著者はニューイングランド音楽院講師、同音楽院ユースフィルハーモニック管弦楽団指揮者を経て、79年にボストンフィルハーモニック管弦楽団を立ち上げ、現在も活躍中だ。
その経験から得たリーダーシップ、コーチングは、97年の世界経済フォーラム(ダボス会議)の先進国首脳陣に向けた講演で、人の可能性を引き出す独自の発想として話題を呼んだ。
本書はセラピストのロザモンド(ロズ)と、ベンジャミン(ベン)が「思い込みを抜け出し、発想を転換し、新しい視点を得る12の手法」を発見したエピソードを実例とともに紹介する。